【 2020年 】今年の冬のインフルエンザの流行はないと予測される理由
毎年冬の季節になると流行り始めるインフルエンザですが、去年もそれほど流行しませんでしたが、今年はさらに流行はないといわれています。
その原因について調べてみましたのでご紹介します。
世界のインフルエンザの発生状況
東京医科大学病院 渡航者医療センターからの情報によると、季節性のインフルエンザの流行は毎年発生していますが、今年(2020年)はまだ発生していないようです。
どの国も異例の低水準で、韓国では前年度比83%減ともなっているようです。
その原因は、新型コロナウイルスの流行により、ウイルスの干渉(1つのウイルスに感染すると他のウイルスには感染しづらくなる)現象が起こっていると言われていたり、マスクをする習慣のなかった国々でもマスクをするのが日常となっている為、ウイルスの感染防止になっている事があげられています。
オーストラリアでインフルエンザの感染者数が大幅に減少しているという事が分かるツイートを見つけました。
日本にウイルスが持ち込まれない
これまでは、日本で流行しなくても南半球など海外からインフルエンザウイルスが持ち込まれるという事もありました。
しかし、コロナの影響により海外からの渡航制限もあり、ウイルスが持ち込まれるという事も少なくなったと考えられます。
マスクの着用が日常化
風邪やインフルエンザが流行する時期にマスクを着用する人が増えますが、今年はコロナウイルスの感染防止のため、常にマスクを着用するのが当たり前となっています。
マスクを着用する習慣があった日本でもこのように日常的にマスクを着用するのが当たり前となりましたが、海外では元々マスクをする習慣がなかった国もあります。
そうような国でもマスクを着用する事が日常的となったため、インフルエンザの感染予防にもなっていると思われます。
それでもインフルエンザ予防接種をした方が良い理由
今年もインフルエンザの流行はないのではないかと言われています。
しかし、問題なのは、インフルエンザの症状とコロナの症状が似ていることから、実際にはインフルエンザのみに感染しているにも関わらず、コロナ感染扱いとされる可能性があるということです。
実際にはインフルエンザに感染していただけなのに、入院や数日間の自宅待機などをしなくてはいけなくなるかもしれません。
インフルエンザに感染しなければ、そういった事もありません。
両方に感染しないようにすることが一番大切ですが、もし、インフルエンザのワクチンを接種していれば、インフルエンザに感染する確率も減り、コロナ感染扱いされる事もありません。
日本では季節性のインフルエンザが流行するのは、12月下旬から3月です。
インフルエンザの予防接種をしてから、その抗体が有効なのは約5ヵ月と言われていますので、3月から5ヵ月さかのぼると、11月に接種するのが望ましいといえます。
今年は例年とは異なる異常事態なので、インフルエンザの予防接種をする事を検討してみてはいかがでしょうか。
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