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笠置発電所【岐阜県】笠置ダム
発電所の概要
笠置発電所は、岐阜県恵那市飯地町にある関西電力株式会社の水力発電所です。木曽川本流に建設された笠置ダムを利用し、最大出力41,700kWの電力を発電しています。1936年11月に運転開始した歴史ある発電所で、当時としては国内最大規模の発電能力を誇りました。
笠置発電所は、木曽川という豊かな水資源と、当時の技術力を結集して建設された、日本の近代化を支えた重要なインフラの一つです。
笠置ダム
笠置ダムは、岐阜県瑞浪市大湫町と恵那市飯地町の境にまたがる木曽川本流にある、重力式コンクリートダムです。1936年に竣工し、関西電力株式会社によって管理・運用されています。高さ40.8m、堤頂長154.9m、貯水容量約2,330万m3を誇り、ダムによって形成された湖は笠置峡と呼ばれ、水墨画のような美しい渓谷美で知られています。
笠置ダムは、当時の最新技術である動水圧理論に基づいて設計されました。これは、ダムに貯まった水の圧力を効率的に利用して発電を行う技術です。また、ダム本体は曲線形状を採用しており、景観にも配慮されています。
笠置ダムは、その技術的な価値と歴史的な価値が高く評価され、土木学会選定の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選」に選定されています。ダム本体だけでなく、発電所や送電設備なども含めた一連の施設が評価対象となっています。
笠置ダム
木曽川はかなり濁っています
今日はたっぷりの陽射しです☀️ pic.twitter.com/1QZ1GZd6oE— なんなん🇺🇦 (@nam2_2355) March 26, 2022
ダムカード
ダムカードは配布していません。
発電所データ
名称 | 笠置発電所(かがぎはつでんしょ) |
管轄 | 関西電力 |
種別 | 一般水力 |
発電形式 | ダム式 |
発電方式 | 調整池式 |
最大出力 | 41700kW |
所在地 | 岐阜県恵那市飯地町 |
発電所の構成
取水河川 | 木曽川 |
最大使用水量(m3/S) | 165.83 |
流域面積(㎢) | 2301.2 |
取水箇所数 | 1 |
水車形式 | 立軸単輪単流フランシス水車 |
水車設置台数(台) | 3 |
発電機形式 | 立軸三相交流同期 |
発電機設置台数(台) | 3 |
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